2012年06月25日

「ニイナとオジィの戦世」終演

さて、去った慰霊の日、6月23日。

那覇市主催の沖縄本土復帰40周年事業
「ニイナとオジィの戦世」
公演が無事、終演を迎えました。

たくさんのご来場、誠にありがとうございます。

今年で2年目の関わりとなった今回の企画ですが、
昨年以上に、作品のクオリティも上がり
たくさんの出演者、スタッフのおかげで
お届けできたと思います。


鉄血勤皇隊をメインにおいて、現代の少女が生きていることに
感謝するこの作品は昨年とは違った想いでの参加となりました。

昨年はスケジュールの都合上、調べることができなかった資料にも出会い、
偶然にも、亡き祖父が鉄血勤皇隊だったことも知り、
こんな形で祖父の言葉を目にすることになるとは
思いませんでした。


劇中にもありますが、
6月23日は軍司令官が自決したという日。
実際には、その後も県民は米軍と日本軍の両方に怯え
逃げ惑う日々のはじまりであったということ。

何をもって、終戦となるかは、見方によっては
明確にはならないでしょう。

はい、今日でおしまいですっ!

で、終わるわけなどなく、
その立て直しや残った恐怖心や疑心、治安など、
さまざまな戦いが続いていく。

戦争というくくりで見ると、なんともすっきりしない気持ちだけが
残ります。

まぁ、すっきりするくらいなら、
戦争なんて問題にもならないんでしょうが。

とはいえ、舞台を通じて新たな出会いがあったのは確かで、
その出会いから多くのものが生まれ、
また、犠牲にしたものもあり、
結果、ひとつの作品を生み出す苦労も何もかもが
無事終演という形で現れたことに感謝。

慰霊の日という特別な意味を持つ日があり、
ともすれば、忘れてしまう過去の出来事を
再確認できる意味を知り、
また、新たな一歩を踏み出していきたいと思っておりまする。


追伸。
見事に快晴。
熱い日々の始まりだなぁ


ではでは。




Posted by ひおとこ at 15:55